上田紬のできるまで・取材先 小岩井工房

上田紬は江戸時代から、大島紬、結城紬と並び、日本の三大紬の一つとして愛用されて来ました。上田紬の特徴は、「三裏紬」とか「裏三代」と言われ、裏地を三度も取り替えるほど丈夫なことにあります。
300年の伝統を守り育てている、小岩井紬工房では、織り子さん(機を織る人)が一反一反を大切に織っています。 手織の紬の独特の風合いがどのような工程で出来るか取材いたしました


紬の特徴
布・白地に赤縦縞
  • 蚕の繭から直接引きだした糸(生糸)を縦糸に真綿から紡いだ糸を横糸に使って織ります。
  • 織りあがった布には節があり、軽くて、暖かく、丈夫な実用的な絹織物として愛用されています。
  • 布地の見本を触っていただけないのが残念です。
手紡糸(てぼうし)
紡糸
  • まゆを精錬して、不純物を落としてから広げ、綿にした物(真綿)を細く引きのばし、機械で撚り(より)をかけながら巻き取ります。
  • 紡がれた糸は横糸に使います。糸の太さにばらつきがあるため、織りあがった時に紬の独特の風合いを出します。
染色
染め
  • 主にドイツの化学染料を使って染めます。20数種類の染料を使い、様々な色を調合します。
  • 染める液の温度を蒸気で100度近くまで上げて糸を染めます。きれいに染まるまで糸を何度もたぐりながら40分ほどかけて染めます。
染め上がった糸を干す
  • 染 め上がった糸は竹竿にかけ、絞り、日光で変質しないように陰干しにします。
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