すずめ工房周辺事情0107
六義園 その2
内庭大門
内庭大門
六義園は、五代将軍綱吉の信任が厚かった川越藩主・柳沢吉保が元禄15年(1702年)に築園した和歌の趣味を貴重とする「回遊式築山泉水庭園」です。当園は江戸時代の大名が作った庭園の中でも代表的なもので、明治時代に入って、一時三菱の創業者岩崎弥太郎氏の別邸となりましたが、その後昭和13年に岩崎久弥氏により東京市(都)に寄付され、昭和28年には国の特別名勝にも指定されている大変貴重な文化財です。又、園内は豊富な緑と、広い池がいろいろな野鳥を呼び寄せ、ウグイス、メジロなどの留鳥や、マガモ、オシドリなどの渡り鳥も多く見られ訪れる人々の目を楽しませてくれます。
(園発行のパンフレットより)

管理事務所のある正門を入り、内庭大門を入るといきなりしだれ桜の大木があります。花の頃は、本格的な春の到来より少し早めの3月末ころに開花するとか。満開の時はさぞ見事なことでしょう。

園内には、こぶし50本をはじめ、サザンカ、椿、ツツジ、エゴノキ、うつぎ、泰山木等々の花があります。

桜大木

中の島を望む

桜の大木を通り過ぎると池が見え、その手前の芝生にはトンボがたくさん飛んでいました。

園内はこの池をぐるりと取り囲むように、標高35mの築山、滝、船着き場と趣向が凝らされています。散策のコースは60分と30分の二通り。
池に流れ込む川の源流は、小さな滝になっています。
1972年までは千川上水の水を使っていましたが、今は井戸水を汲み上げています。
このあたりの涼しさは格別でした。ほとりに小さな滝見の茶屋があります。

滝

石畳
滝のそばの石畳は昼間でも木々に日差しが遮られています。
園の名前の由来は六義(りくぎ)とは、中国の古典『詩経』によると詩道の根本を構成する6つの「体」の事で賦(ふ)、比(ひ)、興(きょう)、風(ふう)、雅(が)、頌(しょう)を由来する和歌の六体によるものと伝えたれています。

園内に『万葉集』や『古今集』から名勝を選び八十八境をうつしだす趣向の庭園と言われています。
俯瞰図
標高35mの築山からの眺め。

道

元禄15年(1702)、柳沢吉保はこの庭に六義園と名付け「むくさのその」と呼ばせたそうです。なおこの年は、赤穂浪士の討ち入りが合った年としても有名です。

入り口を出て右手に塀に沿っていくと突き当たりに美味しいコーヒーが飲めるお店があります。

 

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